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間仕切りの耐用年数は?

みなさんコンバンハ、冨川です!
 
 
 

ではでは、今日もはりきって
 ブログのスタートです
 


間仕切りを設置することにより
部屋のレイアウトを変更させることが
あると思いますが、この間仕切りを
設置した場合、耐用年数は何年に
なるのでしょうか?

 

減価償却資産の耐用年数等に関する省令別表第一
において建物付属設備の中に
『可動間仕切り』とあります。
では間仕切りはここに該当するのかと言うと、

 

間仕切りは本来、
建物について行う造作であるため、
建物そのものに含めて耐用年数を適用
しなければなりません。

 

では
減価償却資産の耐用年数等に関する省令別表第一

において建物付属設備の中に
『可動間仕切り』とあるのは
どういったものでしょう?

 

まず、建物に含まれる間仕切りとは、
アコーディオンドアや、スライディングドア等で
他の場所に移設して再使用することが出来ない、
再使用する構造となっていないものを言います。

 

可動間仕切りとは逆に、
取り外して再使用することが可能な
パネル式若しくはスタッド式又は
これらに類するものが該当します。

 

そして可動式間仕切りのうち簡易なものとは、
材質及び構造が簡易で容易に
撤去できるものをいいます。

 

一般的には床に接する部分のみボトルなどで
固定し、上部(天井部分)は接していない
ようなものが該当するとされています。

 

上部(天井部分)も床に接する部分同様、
ボトル等で固定する場合には
簡易なものではなく、その他のものに
該当するとされています。

 

判断を間違うと、耐用年数・償却方法の
影響により減価償却費の金額が
大きく変わる可能性がありますので、
判断は慎重に行ってください。

 

(建物の内部造作物)

 耐用年数の適用等に関する取扱通達1-2-3 

  建物の内部に施設された造作については、
  その造作が建物附属設備に該当する場合を除き、
  その造作の構造が当該建物の骨格の構造と
  異なっている場合においても、
  それを区分しないで当該建物に含めて
  当該建物の耐用年数を適用する。
  したがって、例えば、旅館等の鉄筋コンクリート造の
  建物について、その内部を和風の様式とするため
  特に木造の内部造作を施設した場合においても、
  当該内部造作物を建物から分離して、
  木造建物の耐用年数を適用することはできず、
  また、工場建物について、温湿度の調整制御、
  無菌又は無じん空気の汚濁防止、
  防音、遮光、放射線防御等のために特に
  内部造作物を施設した場合には、
  当該内部造作物が機械装置とその効用を
  一にするとみられるときであっても、
  当該内部造作物は建物に含めることに留意する。

 

(可動間仕切り)

 耐用年数の適用等に関する取扱通達2-2-6の2 

  別表第一の「建物附属設備」に掲げる
  「可動間仕切り」とは、一の事務室等を適宜仕切って
  使用するために間仕切りとして
  建物の内部空間に取り付ける資材のうち、
  取り外して他の場所で再使用することが可能な
  パネル式若しくはスタッド式又は
  これらに類するものをいい、その「簡易なもの」とは、
  可動間仕切りのうち、その材質及び構造が簡易で、
  容易に撤去することができるものをいう。
  (昭54年直法2-31「二」により追加)

  (注) 会議室等に設置されているアコーディオンドア、
     スライディングドア等で他の場所に移設して
     再使用する構造になっていないものは、
     「可動間仕切り」に該当しない。

 

本日はここまで、
 本日も最後までお読みいただき、
 ありがとうございました
 
 
 

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