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追加緩和 と 銀行交渉

日銀の追加緩和、世界のサプライズとなりました。

黒田 日銀総裁、「 消費税率アップは当方の関知しない、」 と言明しています。

そんなこと、信じる人、います? 先手を打った 「日銀の量的金融追加策」 と言えます。
少々長くなりますが、箇条書きさせて頂きますね。
1 今回の追加緩和について 黒田総裁は「 デフレ脱却の揺るぎない決意 」と胸を張ったそう
  ですが、9人の委員のうち4人が反対したということ。 「薄氷の決断」だったようです。
 
  10月31日、想定外の円安と株高になった東京市場は大いに沸き、経済界は「にんまり」ム
  ードになりました・・・。
2 今回の緩和、12月に安倍首相が決断する「消費増税10%」への後押しのためと言います。 
  GPIFの改革も国内債券の購入を減らし、内外株式の購入を倍増、確かに「デフレ脱却云々」も
  ありますが、「 増税の環境づくりのため、株価を上げたい 」がホンネのようです。
  これによって「 いったん延期か? 」と思われた消費増税10%」が、再び俎上に乗りました。
  円安の恩恵を受ける輸出大企業には、さらに「法人税を引き下げるべし」( 竹中平蔵氏 )」に
  対し、一方の中小・零細企業や生活者等の弱者層は、改めて肚を括る必要がありそうです。
3 ところで、問題は副作用。国債、さらに長いものを主体に買い増すようですが、これで短期債
  だけでなく長期債や超長期債の品薄感がさらに強まることになります。 
  マネタイゼーションとの見方が強まることも予想されます。 その意味でも消費増税は黒田総
  裁にとっては必要不可欠となりますが、債券市場はこのままおとなしくしているのでしょうか?
  日本国債の潜在リスクがさらに高まっていくのは確かです。
4 海外の反応。 下記、お確かめください。  ↓
為替・株価を含め、大波乱を想定内となさって下さい。
では!

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