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ナニモク?「何が目的ですか?」の略だそうです(笑) 経営目的

ブログ「 人の心に灯火を 」から、抜粋してまずコピペ、させて頂きます。
「 あの美味しいお饅頭がもう食べられない 」 北川八郎氏の心に響く言葉より…

経営が順調になると、欲の深い人は、すぐに会社を拡大したがります。しかし、拡大よりも充実させる
ことが先でしょう。どんどん拡大して2店目、3店目、あっという間に10店目となると、急成長のための
人材不足と借金と社会の動向の変化に追いつけなくなります。

先見性のない拡大の先には、あっという間に倒産という結果が待っています。
拡大することが本当に社会奉仕へとつながるのか、なぜ拡大が必要なのか、それは自分の野望に
過ぎないのではないかと落ち着いて考えてみることです。

人材の充実と社内の安定、そして設備とサービスの改善を図ること。
コミュニケーションの充実と社内教育体制の充実、技術能力の育成、製造能力の向上などを先に
充実させ、安定させることが大切です。

そして確実に信用が得られた時には、自然と少しずつ拡大していくでしょう。
人々の役に立つために支店を増やしていくのは結構です。 しかし、知名度と利益に目がくらみ、
ただ拡大を先に目指した会社に未来はありません。
さて、数年前、私が体験した出来事です。 まだ午前中にもかかわらず、いつも人が並んでいる
人気の饅頭屋(まんじゅうや)さんが広島にありました。

ある日、思わず並んでいる方に聞いてみました。
「どうしてこんなにいつも並んでいるのですか?」 「ここのお店の饅頭は、あんがとても美味しくて、
その上できたてを並べるので、すぐに行列ができて売り切れるのです」
おばあちゃんが一人でつくっていると聞きました。 理由を知った翌日、もう一度昼過ぎに行ってみ
ると「 今日は売り切れました 」と看板が下がっていました。

それから3年ほど経ってから、再びお店の前を通ってみると、シャッターが閉まっていました。

「あれっ?」と思って通りがかりの人に聞いてみました。 「このお饅頭屋さん、閉じたのですか?」

「はい、2年ほど前に息子さんが帰って来られたのです。 こんなに人が並ぶならお饅頭を少ししか
作らないのはもったいないと、たくさん作るようにしたんです。 どんどん売れて、その後すぐに繁華
街に別の支店を出すなどしてお店を大きくしました。ところが、そのうちパッタリ売れなくなりまして、
間もなく両方のお店がダメになったのです」

「ええ!? どうしてでしょうか。 美味しくなくなったのですか?」 「 どんどん売れるからと大量につくる
ことで味が変わって、しかも支店用に冷凍商品も開発されたのです 」

「 あ~ぁ、おばあちゃんは買っていただくという感謝の心を持っていたけど、息子さんは売りたい、儲
けたい心に負けて、おばあちゃんの温かい心を饅頭から取り除いてしまったんでしょうね。
冷凍商品となると、温かい心や食べてくれてありがとうという感謝の心がお饅頭からなくなったんですね 」
「 そうです。あっと言いう間に両方がダメになりましたから 」

「 売り切れごめん…って、続ける欲のコントロールが難しいですね 」 「 当たり前ですが、嘘のない感
謝がつくる商品は人々から歓迎されますよ。 大切なのは自分が何をしたいかではなく、人々が何を
求めているかに目覚めることでしょう 」

私が美味しい饅頭を食べられるチャンスはなくなりました。  『
無敵の経営』サンマーク出版
                         ○○○

どうにもこうにもツイてないような谷間の底にいる時、しなければならないことは、動き回らずじっとし
て、地道にコツコツと自分の実力を磨くこと、と言われる。

そんな時、焦って、一発逆転を狙い、新しいことにチャレンジしたりすると、大失敗になることが多い。
釈迦も、キリストも、世界中を回ったわけではなく、生まれた町から何キロ四方を出たことがなかった
と言う。 
それなのに、2000年以上経った現在も脈々として伝わる、偉大な教えを残した。
つまり大事なことは、「 広さではなく深さ 」だということ。

世界中を駈けずり回らなくとも、深ければ、自然にまわりに伝わる。 我々はどうしても広さという、
表面的な名声のような我欲を求めてしまいがちだ。
そうではなく… 自分を磨いて磨き抜き、真の深さを身につけたい。
                  ○
                                                                          ○
「利益は善、損は悪なり~!」 これ、私が務めていた会社の経営者の作品です。研修
企画会社でしたが、経営幹部対象の合宿研修が商品の一つでしたが、その合宿で参加者
全員が唱和することになっていました。
 利益はお客様からの支持でもたらされるもの。集中すべしは、商品・サービスの質の
向上でしょう。
 争いごと、逃げればよいように思います。ブランコよろしく、自然の摂理に則って
帰るべきところに帰って来ますから…
 平成22年までの 7年間、大阪のある短期大学でコミュニケーション論を担当させて
頂いていました。コミュニケーションのスキルはそれなりに重要です。しかしながら、そ
れと同等に重要なのは、コミュニケーションの裏面 ( 便宜上、コミュニオンと呼ばせて
頂いています )です。
 笑う門には福 泣きっ面に八 情けは人のためならず( ≒ 投げたものが返ってくる
したことがされること )
 時々、ビジネスマンの前でそんな研修の依頼をお受けして、お話させていただいていま
す。
 しかしながら、毎回、爽やか気分にさせて頂いているのは、受講者の方々ではなく、
私みたいです。
 ナニモク?と聞かれて、「 喜ばれることが目的。それが跳ね返って私の喜びにも
なっています 」
 世の多くの方が自我の小さな欲望でなく、社会貢献と言う大欲で動けるといいのかも
知れません。
 自我が小さいなどと言える私ではありませんが、意識はしているつもりです。
 お読み下さり、ありがとうございました!m(_ _)m

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