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人生を変える3つの習慣(^_^)

 ある方からお送りいただいた佐藤先生のご講演の内容の要約です。すごく響いたので

書き記します。 では!

                  ○

人生を変える3つの習慣

                 作家・行動習慣研究所所長      佐藤 伝

 

1.「仮装できる人」はビジネスに成功する

*今年も新年を迎えた。あっという間の一年・・・本当に早く経つ「月日」だ。しかし、

 私に言わせれば、早くて当たり前、一年は52週しかないのだから。その間、自分は何を

 するか。それなりのビジョンを描く必要がある。アメリカでは毎年10月31日に、「ハロ

 ウィン祭り」が行われ仮装集会が催される。私の主宰する会が昨年、たまたまハロウィン

 の日に当たったので、参加者に仮装して集まるよう呼びかけた。そんな時、皆さまならど

 うする? 普通3通りある。仮装してくる人、してこない人、プチ仮装でごまかす人…。

 私が話すその時のテーマが「一人でビジネスに成功するコツ」。私は言った「今日、もう

 すでに結果が出ているよ」と。「楽しそう」と言って嬉々として仮装して来る人、これは

 間違いなくビジネスに成功する!

 *「仮装なんかイヤ」という人は、心の中にブロックがあり、これを外さない限り、何を

 やってもうまくいかない。では、何がわれわれの心にブロックを作ってしまうのか。

 それは「ちゃんとしなきゃ」という考え方だ。親が厳しかった人ほどこれが強い。一生懸

 命勉強してきた人が、この“ちゃんとしなきゃお化け”にとり憑かれやすいのだ。「ちゃんと

 した格好で行かないと」とか「まず資格をとらなきゃ」が、真っ先に頭をかすめる人は遠回

 りして損をする。「ちゃんとしなくてもいい」ということだ。私はモノ書きだが、パーフェ

 クトな本を書こうと思ったら30年かかっても難しいだろう。作家は「ここでひとまず完成

 だな」と思ったところでリリースしない限り、本なんか出せない。「まず、発信してみる」

 という発想が大事だ。

 

*今日は「人生を変える3つの習慣」というお話をしたい。まず、「ちゃんとやらなきゃ」、

 これがあると何ひとつ実行できないまま、一年52週があっという間に過ぎ去ってしまう。

 そうではなく、面白そうだと思えば何でも「サクッ」とやってみること。

 この気持ちがとても大事だ。「人生は修行だ」と力んでいる人は、これからもずっと苦し

 い人生を送る。人生は修行ではない、「遊業」なのである。「われわれはこの星に遊びに

 来ている」と考えた方がいい。人間はもともと125歳まで生きられるように出来ている。

 だが、ストレスという「ちゃんとしなきゃお化け」にとり憑かれて、多くの人は80何歳で

 寿命を終える。

 

*家でも学校でも「ちゃんとしなさい」と教える。親は子供のためを思って言う「人生は甘く

 ない」とも。だが、実は「人生は甘い」のだ。そう思って生きてほしいと私は思う。それを

 実践するための「3つの習慣」…。まず、ピラミッド(3つに分れた三角形)をイメージして頂

 きたい。一番上にあるのが「穏やかな気持ち」。つまり、何となくいい気分でいること。三

 角形の2つ目は「許す心」。一番下にあるのが「感謝の念」だ。何となくいい気分の反対は

 「イライラ」「カリカリ」である。どうするか?「何となくいい気分」という言葉を口に出

 してみることだ。まず脳が反応し、それに続いて心も体も連動していく。

 

*2つ目の「許す心」だが、何となくいい気分になれない人は、被害者意識がいっぱい。「あ

 の人だけは、どうしても許せない」が多い。「許せない」という思いがあると心が波立って、

 穏やかな気持ちにはなれない。どうすればいいか。人間は自分自身の顔や姿を見ることが

 できない。思い込んでいるのは、今まで写真や鏡で見た時の残像にすぎない。人を見て

 「イヤだな」と感じる時、自分のイヤな面がその人に投影しているだけである。では、どう

 すれば「許す」という習慣が身につくのか。それは「ごめんなさい」を口に出して言うこと

 だ。

 

*しかし、それは謝りの「上の句」でしかない。実は下の句がある。「許してください」であ

 る。それも目と目を合わせて…「ごめんなさい。許してください」なのだ。これで状況が劇

 的に変わり、あらゆる問題の8割は解決する。人はなぜ怒るのか。「自分が被害者になった」

 と思った瞬間である。「すべての責任は自分にある、その波動を決めているのが宇宙だ」を

 知った時、「ごめんなさい」「許してください」が素直に口から出てくる。どうしても言え

 ない時は心の中で思うこと。「あの人にはそんなこと絶対言えない」という場合、その人に

 「白い光」を送ることだ。すなわち、人間の体の中には7つのチャクラ( エネルギーの出入

   り口 )があり、それが眉間のところから発せられ、許せない人を温かく包み込む…これをイ

 メージするのだ。

*この習慣が出てくると、次の段階として、その人の幸せを祈ることができるようになる。

 そうなると、だんだん被害者意識が薄れていく。つまり、心のわだかまりを脱ぎ捨ててしま

 うことになる。世の中には、昔のことをずうっと握りしめて生きる人が多い。男性は概して

 未来志向だが、過去を引きずって生きる傾向が女性にある。が、どっちもダメ。人間は、

  「今を生きる」ことがすべてだからだ。古いものを脱ぎ捨てて、裸の自分と向き合うことが

 大事と思うべし。

 *3つ目は一番土台になる「感謝の念」だ。「念」という字は今の心と書く。ところで、感

 謝の反対語は何か? 「アタリマエ」だ。ここにある水。われわれは透明が当たり前と思

 っている。ある日本人がアフリカで井戸を掘った。現地では最初、喜ばれなかったという。

 「水は茶色いものだ」と思って飲んできている。だから、きれいな水が出た時に、

 

 「何だ!?これは!」となった。中に勇敢な人がいて、おそるおそる飲む。そして、にっ

  こり微笑んだ。すると、みんなわれ先にと飲み始め、あまりの美味しさに泣いたという。

 

2.「心配だけはするなよ!」

*ここにある水を当たり前だと思って飲むか、ありがたいなぁと思って飲むかである。水の

 エネルギーは実は変わる。「ありがたいな」と思った瞬間、自分の体のバイブレーション

 が整うのだ。きれいな水が出てきて当たり前という土台で生活している人にとっては、被

 害者になったという気持ちが頭をもたげ、「何だ、この水は! とっとと取り替えろ」と

 なる。こうなった時、もう心はゆらゆら波立って、とてもじゃないが穏やかな気持ちには

 なれない。従って、何でもかんでも「アタリマエ」と思って生活している人は、「被害者

 意識」で凝り固まっていると言える。この3つの気持ちはすべて連動している。

 

*逆に何ごとに対しても感謝の気持ちを持つと、「ごめんなさい。許してください」が素直に

 言え、「加害者」にはならない。そして、何となくいい気分で暮らせるようになる。心のバ

 イブレーションがあらゆるいいものを引き寄せる。どんどん仕事が来るのもその証。

 「最近、調子はどうですか?」と訊かれた時に、皆さんは何て答える? 「不景気だから、

 イマイチですね」。「体は?」に対し「腰が痛くてね。膝が・・・」などマイナスの言葉を

 何となく発していやしないか。そんな時、「何となくいい気分だ」と言えるようにしておい

 てほしい。

 

*何で私のところにいい話がどんどん来るか。それは「何となくいい気分」と言っているから

 だ。第一そんな人には相談しやすい。歩いていると、見知らぬ人からよく道を訊かれる。

 すると私は「しめしめ、いい波動なんだな」と思う。「人から道を訊かれる」ことは、いい

 バイブレーションであるという証拠だ。逆に、「わたし、道を訊かれたことがない」という

 人は、悪い波動を出しているからだ。ぜひ、道を訊かれる人になって頂きたい。

 

*「ごめんなさい。許してね」と同じく「ありがとう」もそうだ。下の句がある。それは

 「ございます」である。「ありがとうございます」とまで言わなければ、本当の感謝の気持

 ちにはならない。なぜか。「ありがとう」は、「有ることが難し」と書く。これは「滅多に

 起こらないこと」という意味で、いわば「ミラクル(奇跡)」。「ございます」は「御座居」

 と書き、「今、ここにあります」という意味で、「奇跡が今、この瞬間、ここに起こってい

 ます」ということであり、すごくいい言葉なのだ。「お水を持ってきて下さって、ありがと

 うございます」は、「奇跡が今ここで起こりました」と宣言しているようなもの。相手に感

 謝し、自分に感謝し、宇宙に感謝していることになるのである。

 

*学校で勉強がよくできた子供が大きくなって、必ずしも幸せになるとは限らない。東大を出

 てホームレスになる人もいる。それを分けているのは何か? たった1つ、習慣だ。だらし

 ない習慣を持っている人は、だらしない人生になる。「35歳を過ぎると習慣だけが残る」と

 いう格言があるが、正にその通り。お葬式に行くと、よく耳にするのが故人の習慣が語られ

 ることだ。その人の生きざま、それは習慣である。習慣とは何か。それは、心と頭と体の

 3つの癖。つまり、心の癖、頭の癖、体の癖である。心の癖は、「感情習慣」。頭の習慣は

 「思考習慣」。体の習慣は「行動習慣」。この3つの集合体がその人の習慣を形成している

 のである。

 

*これらは、きわめてシンプル。「心の習慣」は、快か不快か。何か起こった時、「いい気

 分だな」と思うのが前者で、「チェッ」と舌打ちするような事態が後者。「頭の習慣」は、

 プラス思考かマイナス思考か。「行動の習慣」は、やるか、やらないかである。とにかく、

 いい習慣にもっていくためには、トレーニングが欠かせない。私は子供をみていて、「習

 慣が人生を決めていることは間違いない」を確信している。うまくいっている子は、「何と

 なくいい気分でいる」時間が長いのだ。

 

*人間には「エゴのシナリオ」と「宇宙のシナリオ」の2つがある。うまくいかない時は、

 エゴのシナリオ、うまくいっている時は宇宙のシナリオにそれぞれ乗っている。「見えな

 い力に応援されている」と感じるのはそんな時だ。うまくいっている時は、概して迷わな

 い。皆さん、親から「諦めるな」と言われたことはないか。諦めてもいいのだ。

 「諦める」は仏教用語で、「明らかに見極める」という意味。お釈迦様も「諦めることは

 大事だ」と説いている。迷いが生じるのは、自分が見えない世界、例えばご先祖様などが、

 「やめておけ」と忠告されていると理解すべきだ。それなのに、迷いつつ多くの人は前へ

 前へと突き進む。自分の直感を信じて行動するわけだが、それは穏やかな気分でいる時の

 ものに限ると心得るべきだ。

 

*そんな気分をつくるのは静かな時間( 朝、目を覚ました時と、寝る前の3分 )がいい。具体

 的には、朝、目が覚めると10秒正座する。そして、胸に手を当てて自分自身の心臓に感謝

 するのだ。心臓が動いていて当たり前と考えるのは間違い。「ありがとう」は外にベクト

 ルが向く時だけではない。自分自身のいろんな臓器に対しても感謝が要る。平素は忘れて

 いて、体に不具合が出た時、思わず「何だよ、チェッ」と舌打ちしてしまう。我々は心臓

 が動いているから生きていられるのだ。感謝の念を持つ人はよく眠れ、心配ごとの多い人

 は眠れない。心配を引き寄せるからだ。死の床で父が私に言った「心配だけはするなよ」

 を今も忘れない。大宇宙にお任せすることで人間、笑顔が甦る。

                                       (了)

 

 

 

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