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銀行マンの困りごと - 世間とのギャップ(/_;)

 今日、ある経営者を S先生( 銀行交渉セミナーの講師 )のオフィスにお連れしました。

 

 そこ出たお話。

 

 S先生「 今も昔も変わらないことですが、経営トップの急逝を真っ先に銀行に連絡して

くるご遺族や総務部長がいる。 これ、揉めるんです。

 

 銀行は、死亡を知らされるとその方の相続手続きが全部終わるまで、その方の口座をロック

することになっています。

 

 葬儀費用も引き出さずに、また支払いの段取りもつけずに連絡をしてこられると、

ロックされていることで、怒り出す人がいる。

 

 銀行員としては、「そんなルールも知らんのか!」と言いたいけど… ほとんど全員

世間の人は知らないんですね…。

 

 親戚一同をお呼び下さい、とドクターが言ったら、親戚を呼ぶ前に全額その方の預金を

引き出すことです。

 

 銀行窓口で「何にお使いに…」と訊かれたら、ちょっと要り様があって - と言えば

何となく伝わって、銀行側としてもありがたいんです。

 

 

 ロック解除は簡単にできない。銀行内に怒鳴り声が轟いても、解除不能です。(怖)

 

 

 もうひとつ。

 

 融資の返済が滞って、何度も催促しても返済がない時、銀行は裁判所に頼んで、呼び

出しをすることがあります。

 

 もちろん、債務者に。

 

 銀行側、実は、呼び出されても来てほしくないんです、裁判所に。

 

 

 でも被告としての呼び出しを受けると、来はるんですね…。来ても意味ないのに…

(笑)

 

 裁判官「融資を受けていますね」 被告「受けています(ごまかしようがない)」

 

 裁判官「今からでも返しますか」 被告「 … はい!… 」

 

 これが困る! また催促を繰り返すことになるから。

 

 欠席敗訴でいいんです。 本人いなかったら、返さないんだろうと解釈で来て

無税償却できて、一件落着!(^_^)/

 

 

 こんなこと、弁護士の方は、分かってても立場上、言えないことです。

 

 

 折角、債務免除になる機会なのに、なんともったいない!!!(笑)

 

 

 銀行の側にも立って頂きたい - たかしまよしお、曰く「 そんな理屈、一般人、

知り様もありません! 」

 

 

 S先生曰く、そうやろな~ ウチと縁を持てるかどうかが運命の分かれ目かな~(笑)

 

 罪償いで債務者の方に洗いざらい銀行の弱みもお知らせしてるんやけど…

 

 もっと広めんとなぁ~ 私、できれば地獄に行きたくないし!(/_;)

 

 〇

 

 そんなお話でした! 以上!!(^_^)/

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