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- 投稿日:2017/06/15
幸福度
インドとチベットに挟まれた、ヒマラヤ山脈南麓に
ブータン王国という国が有ります。
この国のGDPは19億8500万ドル(約2000億円)であり、日本の人口6万人程度の市町村に相当する経済規模でしかない国。
この国が、「世界一幸せな国」と言われている事は皆様もご承知ではないでしょうか。
独自に、国民総幸福量(いわゆる幸せの指標、GNH (Gross National Happiness))の概念に基づき、
「世界一幸せな国ブータン」として、特にGDP/GNP増加を主眼としている先進国から注目されています。
ワンチュク国王が提唱した幸福度とは、物質的、経済的な裕福ではなく、精神的な豊かさを求める。
との事だそうだ。
2006年にイギリスのレスター大学の社会心理学者 エードリアン ホワイト氏が
全世界178ヵ国、8万人にGNH度を調査した結果は、
1位 デンマーク
2位 スイス連邦
3位 オーストリア共和国
4位 アイスランド共和国
5位 バハマ
6位フィンランド共和国
7位 スウェーデン王国
8位 ブータン王国
9位ブルネイ・ダルサラーム
10位 カナダ
となっています。
では、日本は・・・
なんと 90位 (GNP3位)
アメリカ合衆国 23位 (GNP1位)
イギリス 41位 (GNP6位)
フランス 62位 (GNP5位)
中国 82位 (GNP2位)
との事だそうです。
この他にも、アメリカのハーバード大学が学生のその時の成績と幸福度に関する
100項目ものアンケートを実施し、
その学生の10年後、20年後の生活を追跡するという大規模な調査を行った結果。
学生時代に、成績が高く、幸福度が低い学生より、
成績がさほど高くなくても、幸福度が高かった学生の方が
年収も高く、豊かな暮らしを送っている。との調査結果が出た。
ちなみに、アンケート内容は
「あなたには今、尊敬できる人がいますか?」
「感謝する人がいますか?」
「自分は人に感謝されていると思いますか?」
といった内容だそうです。
幸福感とは、周り人との良好な関係が継続して成り立って、
更に、自分自身も満足で、余裕がある等の総体的な要素が揃って、生れる感情の様です。
物質的な裕福とは異なる様ですね。
仲人の私としては、この幸福度が高い出会いの方が嬉しいです。