スタッフブログ
- ユニバーサルジョイント(自在継手)
- 投稿日:2019/11/21
ユニバーサルジョイントで多いトラブルって何?パート2!!
兵庫県川西市で100年、角度をつけて回転、伝達ができるユニバーサルジョイントと
部品の取り付けや治具などのブラケット、パイジョンに特化した
精密機械部品メーカー「株式会社三好キカイ」です。
こんにちは!ジョイントアドバイザーの浅野です!!
以前のブログでジョイントの多いトラブルは給油不足が多いですとお伝えしました。
↓↓↓その時のブログです↓↓↓
ユニバーサルジョイントで多いトラブルって何?実は”あれ”なんです!!
給油不足の原因が多いのですがこんな原因もあるんです。
あるお客様にご訪問した時に給油はしているがジョイントが前より
早く破損するようになった気がするんだよねーと言われ実際に
取り付けているところを見させていただきました。
するとある原因が判明しました。
それは取り付け方が間違っていたのです。
ジョイントに取り付け方なんてあるの?
と思われるかもしれませんがジョイントもちゃんと取り付け方があります。
それがこちら!!
ジョイントは基本的に ジョイント(W1) + 軸Ⅱ + ジョイント(W2)で使用します。
出力軸の等速回転を確保するために入力側、出力側の
ジョイントヨーク(ピン穴が開いている部分)が
左右対称で一直線上になるように取り付けないといけません。
(※等速回転と記入していますが等速にほぼほぼ近い状態です)
図の右側の不良と書かれているほうは正常な取付位置から90°ずれた状況です。
これを位相ズレと言います。
こちらは回転速度を表している図です。
良 不良
ジョイントは1回転中に90°ごとに速い遅い速い遅いを繰り返します。
その繰り返しを2個のジョイントで左右対称に取り付けることでほぼ等速の回転を生み出しています。
これが位相ズレを起こした状態で使用すると速い遅いの繰り返しが2倍になってしまいます。
大げさに言うと大きく振動しながら回っている状態になります。
そうするとジョイントが常に振動によりダメージを受けている状態になるので破損の原因につながるのです。
お客さまのほうでセットされる場合は十分に気を付けて取り付けてください。
~~~~浅野のなんでもコラム~~~~~
ホットサンドメーカーを使ったことありますか?
私は同じ寮生の後輩の尾崎君に誕生日プレゼントでもらい使い始めました。
使ってみるとパンに好きな具材を入れれてさらにすぐに出来る!!
実際に作ってみたのがこちら!!
焼き加減も絶妙に仕上がっています。
自分のタイミングで調整できるのしっかり焼きたいという方にもお勧めです。
もらう前までの印象はめんどくさそうだなという印象でしたが
使ってみてがらりと印象が変わりました。
何事もそうですがイメージだけで判断するのではなく実際に使ってみて判断することが
大事なんだと気づきました。これからもいろいろと実際に使う・やるを心がけたいと思います!!
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気軽にご連絡下さい。
ブログ担当者 浅野
浅野様
早速ですが、今回故障例で90度位相での事象が紹介されていましたが、現在私の所属する会社がメンテナンスをしている、外国製の大型機械の動力伝達に使用されているカルダンシャフトが90度とスプライン1つ分位相しています。過去に発生したカルダンシャフトのトラブルへのメーカー対策らしいのです。使われ方は分配ギヤボックス→位相しているカルダンシャフト→電磁クラッチ→カルダンシャフト→バキュームモーターです。途中に電磁クラッチがはいり、クラッチの入と出では前後のカルダンシャフトのホーシング?の向きが変化しますが、当初のカルダンシャフト破損の要因になるのでしょうか。また位相にしている理由について、クラッチを介して2本一組で使用することからの振動に対しての相殺などは考えられるでしょうか。長々となりましたが、もし宜しければ
コメント頂けたら幸いです。平良