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ヒントとなるリーダーシップ像 - のぼうの城(小学館文庫)

 ある経営者の紹介で、「のぼうの城」(小学館文庫 上・下)を読みました。すごく痛快で考えさせられる内容でした。

 秀吉が天下統一を進めていた時期、小田原城の支城 忍城を攻めていた三成軍と忍城の領主 成田長親との駆け引きが軸となります。

 この成田長親ですが、「でくのぼう」と呼ばれていて、そこから「のぼう様」と農民たちからもそう面と向かって呼ばれるも笑顔で返す「のぼう様」

 このキャラクターが心底おもしろい! 城内はもちろん、百姓の家に生まれた幼子にまでバカにされている長親が、自軍500に 三成軍2万を相手に戦としては勝ってしまう…。

 皆さまには、文庫本を2冊お読みになった上でDVDもご覧になることをお勧めします。

( 上巻はちょっとだけ我慢すべき読み進めもありますが、上巻後半部から下巻すべてについては一気に読んでしまいます。ちなみにこれは2007年だったかの本屋大賞2位の作品です。なお、今年の本屋大賞受賞作「村上海賊の娘」も同じ作者による作品です )

 下巻を読み終え、すぐにTSUTAYAに出向き、野村萬斎主演のDVD「のぼうの城」を観て、キャスティングの妙とストーリーと映像にズン!と来てしまいました。

 http://nobou-movie.jp/sp/sp_index.html

 リーダーシップ像のひとつがここにあります。

 思うとおりにならないとカリカリは損 - そんなことも思わされました~

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