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- 投稿日:2014/11/10
取引銀行が吸収されたら - 資金繰り 銀行交渉
地銀・再編ラッシュへ!
7日、肥後銀行と鹿児島銀行が経営統合するとの報道がありました。合併すれば総資産8.3
兆円規模(全国9位、九州2位)の大手地銀になります。つい先日、横浜銀行と東日本銀行の統
合の話があったばかり。人口減、少子高齢化が進む地方のこと、経済シュリンクが著しい地
方銀行の苦戦は続きます。山陰合同銀行、百五銀行のビジネスマッチング戦略を数日前、あ
るテレビ局が紹介していましたが、展望は明るくありません。
さて、関西圏。京都銀行、南都銀行、滋賀銀行は、大阪への進出が著しいものの地元に強
固な地盤があり、今のところ、大きな動きはありません。「文化も組織も違うところと一緒
にやるのは…」と言う風に取れます。他方、ある情報誌(11月号)は「金融庁の掌で踊るりそな
HD」と題して金融庁のスーパーリージョナルバンク構想に乗る可能性を伝えています。
公的資金の早期完済を認めて貰うためとか。従って、りそな、近畿大阪銀行は、関西圏にお
ける地銀再編の「目玉」になるかもしれません…
ところで、貴社のメインバンクが、吸収される側に回っている場合、2番目・3番目の
銀行に根回しをしておく必要があります。連れ子はいじめられると言われるとおり、吸収
した側の銀行は、吸収された側の銀行の融資先を冷徹に接することが多いそうですから。
もちろん、これも銀行で管理部(融資決定部署)に以前居た人のお話。
商品開発・販路開発・人材育成と同様に資金繰り・銀行交渉も専門家と親しくなっておく
こと、重要です。( 銀行勤務経験のない方のアドバイスは危険です。私、2人逮捕された
人を存じています。自称 銀行交渉の専門家。 本まで出していますが、ご注意下さい。)
気持ちは明るく、しかし、備えは万全に!