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「逆ザヤ」に苦しんでいる銀行もある、そんな報道

銀行の貸出・預金ともに増加も「利ざや」は縮小 「逆ザヤ」に苦しむ銀行も

 MONEYzine 12月18日(木)16時20分配信

 銀行は預金と貸出金を順調に伸ばしている。しかし、一部の銀行では、経営は楽ではな

いようだ。

  一般社団法人全国銀行協会は12月5日、全国銀行の平成26年11月末の「預金・貸出速

報」を発表した。全国銀行とは、都市銀行と地方銀行、信託銀行、新生銀行、あおぞら

銀行の116行。

  発表によると、全国銀行の11月末時点の実質預金は636兆1,676億円で、前月末対比で

9兆1,112億円(1.5%増)増加、前年同月末対比では20兆1,368億円(3.3%増)増加し、

98カ月連続で前年同月末を上回った。

  一方、全国銀行の11月末時点の貸出金は449兆923億円で、前月末対比で2兆6,256億円

(0.6%増)増加、前年同月末対比では10兆6,891億円(2.4%増)増加し、39カ月連続で

前年同月末を上回った。

  このように、全国銀行は預金と貸出金を順調に伸ばしているものの、東京商工リサーチ

が12月8日に発表した調査結果によると、銀行の収益源である利ざやの縮小に歯止めがかか

っていない実態も明らかになっている。

  銀行は集めた預金をもとに貸し出しや有価証券などで運用し、利ざやを上げている。東

京商工リサーチによると、2014年3月期決算では銀行114行のうち74行(構成比64.9%)の

利ざやが縮小し、拡大したのは34行(同29.8%)にとどまった。同率は6行だった。

  利ざやがマイナスになる「逆ざや」の銀行は8行存在し、内訳は大手銀行3行、地銀4行、

第2地銀1行。その数は前年同期より4行減少したものの、2010年は1行、2011年は2行だった

ことから、高止まりしていることが分かる。

  このように利ざやが縮小傾向にあるのは金利の低下に加え、銀行間の貸出競争が厳しさ

を増しているためとみられている。

  日銀による積極的な金融緩和は継続すると予想されているだけに、銀行の利ざや縮小は

しばらく続きそうだ。

                                                                                                       ( サイトウ イサム 、 加藤 秀行 )

○○○

 上記、経営者・ビジネスマンのみならず一般の生活者には直接関係がないように思える

が決してそうではない。銀行の吸収・合併が加速している状況下、大きな鍵となる。

 融資を受けている銀行が財務的に強いことが望ましいが、そうでなければ財務的に強い

銀行とも取引を始めるべき。

 

 今回は、そんな内容です。

 

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