スタッフブログ

企業の危機管理に思うこと

 昭和63年(1988年)4月に経営セミナーの企画会社に入社し、そこで10年過ごしま

した。

 良き出会いがたくさんあり、今もお付き合いを続けさせて頂いている経営者の方も10数名

いらっしゃいます。

 30年近くも - ありがたいことです。

 

 一方、よろしくない形で会社経営を断念された方もいます。

 

 企業の危機管理の残酷さも感じます。

 

 もろもろの一般論はさておいて。 私が提案している危機管理を箇条書きさせて頂き

ます。

 

 1 資金繰りについて。多くの企業は銀行からの融資を受けて事業展開をしています。

   今、中小企業の7割が赤字決算。 融資を受けにくい状況になっている企業も

   たくさんありますが、金融庁の森長官が思い切った施策を打ち出しておられます。

 

   実は、企業側にはありがたいこともありますが、銀行( 特に地銀 信金 信組 )

   にとっては今、修羅場と言っていい状況です。

 

   中小企業等経営強化法 - この認定を多くの中小企業経営者がお取りになります

   ように!

 

   10月末で 3,333社の認定企業が中小企業庁のサイトにも公開されています。

   1万社を近々超えると思われますが、そのメリットのひとつが政府系金融機関からの

   融資が受けやすくなること。

 

   多くの中小企業が、この法律の認定で甦りますように!

 

2  地震・台風・津波などの自然災害から事業を守る備えをしているか -

 

   これも大切な危機管理です。 まず人命救助。次に情報を守ること! そして

   設備、です。

 

   初動を決めておくと万が一の際に あたふたを最小限にして、動くことが

   できます。

 

   BCP (事業継続計画)の構築 - 軽視されませぬように!

 

 

3 就業規則の整備

  懲戒解雇や退職金の規定を持っていない企業が、かなりあると聞きます。

 

  従業員がどんなひどいことをしても 懲戒解雇の規定がないと懲戒解雇ができま

  せん。

 

  退職金の規定がないと一時所得とみなされ、大きく課税されます。

 

  税務調査の係員はこんなところから、追徴を行なうこともあります。

 

  就業規則、事情と今に合った内容にされますように!

 

  これからも上記以外にも危機管理についてのセミナーなどを行なっていきます。

 

  ご注目頂ければ幸いです。

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