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- 投稿日:2016/12/06
企業の危機管理に思うこと
昭和63年(1988年)4月に経営セミナーの企画会社に入社し、そこで10年過ごしま
した。
良き出会いがたくさんあり、今もお付き合いを続けさせて頂いている経営者の方も10数名
いらっしゃいます。
30年近くも - ありがたいことです。
一方、よろしくない形で会社経営を断念された方もいます。
企業の危機管理の残酷さも感じます。
もろもろの一般論はさておいて。 私が提案している危機管理を箇条書きさせて頂き
ます。
1 資金繰りについて。多くの企業は銀行からの融資を受けて事業展開をしています。
今、中小企業の7割が赤字決算。 融資を受けにくい状況になっている企業も
たくさんありますが、金融庁の森長官が思い切った施策を打ち出しておられます。
実は、企業側にはありがたいこともありますが、銀行( 特に地銀 信金 信組 )
にとっては今、修羅場と言っていい状況です。
中小企業等経営強化法 - この認定を多くの中小企業経営者がお取りになります
ように!
10月末で 3,333社の認定企業が中小企業庁のサイトにも公開されています。
1万社を近々超えると思われますが、そのメリットのひとつが政府系金融機関からの
融資が受けやすくなること。
多くの中小企業が、この法律の認定で甦りますように!
2 地震・台風・津波などの自然災害から事業を守る備えをしているか -
これも大切な危機管理です。 まず人命救助。次に情報を守ること! そして
設備、です。
初動を決めておくと万が一の際に あたふたを最小限にして、動くことが
できます。
BCP (事業継続計画)の構築 - 軽視されませぬように!
3 就業規則の整備
懲戒解雇や退職金の規定を持っていない企業が、かなりあると聞きます。
従業員がどんなひどいことをしても 懲戒解雇の規定がないと懲戒解雇ができま
せん。
退職金の規定がないと一時所得とみなされ、大きく課税されます。
税務調査の係員はこんなところから、追徴を行なうこともあります。
就業規則、事情と今に合った内容にされますように!
これからも上記以外にも危機管理についてのセミナーなどを行なっていきます。
ご注目頂ければ幸いです。