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決算月はちゃんと考えていますか?

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ではでは、今日もはりきって
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決算月を決めた理由ってなんですか?



そんな問いかけをすると多くの経営者の方は、



「創立して1年後がその月だったから。」
「3月が決算の法人が多いから。」
「12月がちょうど1年の終わりだから。」



といったように、
明確な理由と言う理由を持っていないと思います。



でも実は節税を考えると、決算月1つとっても、
大変重要になります。



なぜか?



簡単に説明しますと、



仮定として、3月が決算の法人とします。
この法人の利益(節税など一切考慮しない場合)の推移は

1月  -350万円

2月  -140万円

3月  2,820万円

4月  -380万円

5月  -370万円

6月  244万円

7月  -130万円

8月  -20万円

9月  380万円

10月  310万円

11月  -70万円

12月  -900万円



この利益の推移であれば、
3月を決算月にしていると
節税を考えた場合大きく損をしてしまいます。



なぜか・・・



それは3月(決算月)に年間を通して
1番の利益があがるためです。



決算月にあがった利益は、
節税を行う期間が1月未満となります。



1月という短い期間でどれだけの節税ができるか・・・



ほとんどと言っていいほど節税はできません。



節税できたとしても
その利益分の現金の支出を伴ってしまします。



では、このような利益の推移をする法人の場合、
節税と言う意味で、
何月を決算月にしたら損をしないと思いますか?



・・・



・・・・・・



この法人の場合、
節税と言う観点でみると、
2月を決算月にするべきです。



なぜか?



それは、3月に計上される利益を
1年間かけて節税が行えるからです。



1ヶ月では、

事業活動の資金として有効に使う
設備投資を行うことができず、
また、もし計画通りの利益が出ない場合、
赤字になる可能性もあります。



1年では、

事業活動の資金として有効に使う
設備投資を行うことができ、
また、もし計画通りの利益が出ない場合、
1年をかけて建て直しを行えます。



このように、節税を考えた場合、
決算月をいつにしているかも重要になります。



一度、自社の利益の推移を確認し、
決算月を検討されることをお勧めします。

 
 
本日はここまで、
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございましたicon12

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