スタッフブログ
- 法人税
- 投稿日:2012/04/17
決算による締切日は??
ではでは、今日もはりきって
ブログのスタートです
皆さんの会社は、
売上や仕入の〆日、
何日にしていますか?
20日〆や25日〆の
会社さんも多いんじゃないでしょうか?
本来決算において売上や仕入は、
〆日に関係なく、
決算日までの金額を
売上高、仕入高に計上し、
期首日から決算日までの
すべての収益と費用を計算し、
確定申告書を作成しなければ
なりません。
と言うことは、
〆日から決算日までの数日間の
売上・仕入を集計する必要が
あります。
しかし、ただでさえ忙しい年度末、
業務量が膨大に増えてしまうこともあります。
そこで事務業務効率化のため、
法人税法基本通達2-6-1で
決算におけるの〆日については、
商慣習その他相当の理由により、
各事業年度に係る収入及び支出の
計算の基礎となる決算〆日を
継続してその事業年度終了の日
以前おおむね10日以内の一定の日
としている場合には、
これを認めています。
**参考**
(決算締切日)
法人税法基本通達2-6-1
法人が、商慣習その他相当の理由により、
各事業年度に係る収入及び支出の
計算の基礎となる決算締切日を継続して
その事業年度終了の日以前おおむね
10日以内の一定の日としている場合には、
これを認める。
(昭55年直法2-8「十」により追加、
平12年課法2-7「七」、
平15年課法2-7「十」、
平19年課法2-5「三」により改正)
つまり、〆日から決算日までの売上は
計上しなくてもいいということで、
裏を返すと、節税にもなる
ということです。
ただ、継続適用が条件なので、
節税の恩恵に与れるのは、
1度きりですが・・・
規定適用についての注意点
① 〆日は事業年度の終了の日より
だいたい10日以内であること
② 毎期継続して行うこと
※ ある年度では25日〆とし、
ある年度では月末〆と
することはできません。
③ 売上と仕入の計上〆日が
同じであること
※ 売上の〆日が20日、
しいれの〆日を月末
というようにはできません。
④ 商慣習その他相当の理由があること
⑤ 棚卸しの実施日も〆日とあわせること
本日はここまで、
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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