スタッフブログ
- 銀行交渉
- 投稿日:2015/03/27
融資先の高齢の経営者を 銀行が恐れる身勝手な理由(`Δ´)!
銀行は保身第一です。お金を貸して金利を乗せて回収する - 当然ながらこれが基本モデ
ルです。
高齢の経営者のほとんどは辣腕であられて、技術畑・営業畑のいずれかで大きな成果を上げ
て、後継者を育てることが疎かになっています。
元バンカーからお聞きした実話。
ある社長の社長、85歳。息子さんが、還暦を迎えました。そして、息子さん曰く、「早く
父が社長を譲ってくれないと私の社長任期がなくなる。父に引退を進言してほしい」
講師曰く、「資金繰りのご相談をお受けするのが仕事。各企業のお家事情にのめり込むこと、
致しません」
息子さん「では、80歳代の父にその日が来た時、30歳になる私の息子に社長を譲るのは
銀行、どう見るのでしょうか?」
講師「実務的には問題ありません。銀行、人物評価をしますけれど。銀行の視点は、今の
社長が不在になった時、経営が空転して、短期間に業績悪化、不渡り出して民事再生法と
なる前に回収する - この一点です。
85歳で一時的に体調を崩して、でも2週間で退院してきて、俺はまだまだ大丈夫、と豪
語する今の社長、自分から辞めること、ないでしょうね。その時が来てもすぐに銀行には
連絡しないようになさってください。銀行は、社長が急逝したらその方の口座をすぐに
ロックします。 何のため? 回収できなくなった時の せめてもの保険として。
他にも社長急逝の時の留意点があります。少々お時間、よろしいですか? 」
こう言ったお話、承継者も番頭さんも知っておられた方がいいと思われます。
次回、4月22日の 「後継者のための銀行交渉」セミナー、お考え下さい。
こういった知識と知恵袋、大切かも… 本日は以上ですヽ(´▽`)/