スタッフブログ
6月7日の銀行交渉セミナーの内容の一部(*^-^*)
S先生、この日も絶好調でした。人数が少ない時ほど絶好調! 主催者としては
複雑です・・・ 汗 それはそれとして徳積み・罪償いのS先生のお話の一部を
ご紹介。 箇条書きさせていただきます。
1)自己資本比率20%を超えていたら、担保・保証人を銀行に外させて当然。
借り入れている銀行に定期預金していたら、上手に少しずつでも解約すること。
借り入れしている銀行への定期預金、銀行は自分のものと思っている。
2)「ローカルベンチマーク」- 検索してください。エクセルのフォーマットに
数字を入力するとグラフができます。これと貴社のビジネス・モデルの俯瞰図が
あれば銀行への資料となります。もちろん、交渉を有利に進めるための。
(a)「中小企業等経営強化法」この法律に基づく経営工場計画の認定、今年の3月末で
やっと18,000社。金融庁はもっと取ってほしいと思っている。
国内に240万社以上あるはず。リスケをしていてもこれを取っていたら
銀行の態度が変わります。一定額以上の投資で3年間 固定資産税が減額
されることなど、小さい、小さい!
政策公庫の金利が下がることもあり、他行はそれにならうことになる。
もちろん、プロパー融資で。
(b)「経営保証ガイドライン」- 借入が1億あって息子が承継できない、と
言っている。8千万、銀行さんが諦めてくれたら、息子は承継を考えると
言っている。銀行さん、8千万の免除をしてくれるだろうか - こんな
ご要望に応えよ!と金融庁が銀行に出しているのが、ガイドラインです。
(c)事業性評価 - 金融庁が各銀行に「各企業の将来性に融資せよ」と
言っています。ある事例。
ある企業の事業性評価について。ある銀行が兵庫県活性化協会に将来性の
評価を依頼。 するとその企業に紹介を受けた ある中小企業診断士が、
その企業にやって来て、2時間の評価を与え、融資が決まった - 額は
ここでは書けませんが、その企業の経営者、ニンマリ
銀行、上記 abcの揃っている企業を支援します。金融庁から苦言を受けない
ために( 真に奇妙な話ですが、リスケしていても一期の赤字企業でも
abcが揃っていれば強気で銀行と迎え合えます )
2)今、地方銀行の数は 105.中長期的には 1/3にはなるでしょう。
3)資金量1兆円未満の地銀・信金は、おそらく…( 書きにくいです ここでは )
4)金融庁長官 森氏 - 続投が決定。金融界に激震。森語録「融資額をノルマ
にするのは間違い」「銀行は、経営指導すべき」「債権放棄先、リスケ先を
そう指導しているかレポートを出せ」「地銀は、首都圏・近畿圏などに出向いても
いいけど、地場の企業の支援分だけを金融庁としては評価します」「手数料の率の
高い金融商品、まかりならん!( NISA 投資信託 生命保険を含む )
※銀行にしたら何をどうしたら ええねん!? そう叫びたい状況にあります。
専門的になりますが下記のニュースもお確かめ下さい。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51609
5)相続税対策として銀行が土地を持っている人に提案していた、アパート・ローン。
金融庁からストップがかかりました。「バブルの時と同じこと、しなさんな!」
そんなことかも知れません。今、仕掛かっている物件、どうなるのでしょうか?
6)りそな銀行が中心となって 関西アーバン 近畿大阪 みなと の 3行の
業務効率化が進みます。 想定される早期希望退職者を募るその数は…。
7)日本型融資を続ける銀行は、金融庁に目を付けられます。日本型融資とは
何か? 担保・保証人を債務者に求める融資のことです。
8)「事業継承マニュアル」
経営者の平均年齢 約65歳 経営者が社長を引き継ぐ平均年齢 約70歳
そして、後継者の不在:未定が 64%。
金融庁の指導で各銀行に 廃業支援チームが組織されています。融資先の企業の終活
シナリオを各銀行が書いている - だから頼んでもいないのに後継者未定の優良な企業の
経営者に「売り先があります」と提案をしています。
M&Aが銀行にとって最も稼ぎやすい。事情があってM&Aがむずかしければ事業譲渡の
お手伝い。
借入額が多すぎて廃業できない - 銀行が債権放愛度棄を申し出ることもあります。
金融庁が、債権放棄した額を出すように各銀行に指示を出していますので…。 これも
経営保証のガイド・ラインです。
○以上、セミナー内容のほんの一部を記しました。次回は、8月9日の18時から梅田での
開催となります。お問い合わせ下さいませ。たかしまよしお 080-4873-5786
では!