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- 投稿日:2013/10/18
リフォーム業界の常識、非常識②
では、この前の続きですが・・
ここでも、壁紙を例にとってお話します。
壁紙の基本寸法は、幅90㌢です。その90㌢幅が、
何メートル必要になるのか、きちんとした業者であれば、
床から天井まで、きっちりと計ります。
扉、ドアの上部分であれば70㌢くらい、出っ張っている梁や
柱の部分も、寸法を出します。
それを、目分量や図面から拾うことでごまかして、
多い目に見積もられてしまえば、結局お客さまに
「必要のない壁紙」を押し付けてしまう、高い料金を
お支払いいただくことになってしまいます。
見積もりの際は、必ず寸法をきっちりと計らなければなりません。
もし、お客様のほうから「いまは時間がないので、図面か、目分量
(こう指示なさるお客様がそれほど多いとは思えませんが…)でお願いします」
と言われる場合は
「図面などで見積もった場合は、分量が多い目になり、見積もり金額も
増える可能性がありますが、それでもよろしいでしょうか?」
と、お客様に提示するのが常識でしょう。
(けど、この常識を実践できていない業者がどれほど多いことか…)
実際、見積もりで施主さんからGOが出て、職人さんが現場に入り
「ほんとうに正確に」寸法を計ったら、かなり「見積書」の分量よりもかなり数量が多く
「おお、ラッキー!儲けた!!」
職人達がココロの中で、やった、と叫ぶ現場がどれほど多いことか…。
嘆かわしいことです。
お客様として、発注される側の立場としての注意点、コツをここでもまとめておきましょう。
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・見積もり段階でも「ちゃんとした数量」を出してくださいね
・材料の残りがどれだけ発生したか、ちゃんとチェックしますよ
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上記の2点を、職人さんや、工務店さんに伝えておきましょう。
もし「見積もりの段階では多めに見積もらざるを得ない、必ずロスは出ます」
と職人さんに言われるような場合
「材料と、工賃とは、分けて見積もりをお願いします」
「材料、工賃一式、という見積もりはやめてくださいね」
これを伝えるだけで全然ちがいます。
そして、材料の残り分が出た場合は、金額を差し引いてもらうか、
例えば小さなお子さんがいらっしゃる場合などは、
お子さんが大きくなった時に補修する用として、お客様が持っておかれる、
というのも一つの方法です。
・6畳和室→洋室 工事一式 ◎◎万円
・ダイニングキッチン入れ替え工事一式 ◎◎万円
まだこうした見積もりに「うん」と言っているお客様、言わせている業者が存在する。
業者だけでなく、お客様側にも根強く残る「見積もり一式」感覚。
ここをキチンと是正しなければいけないのです。
こうしたこと(材料と工賃の別見積もり)は、他の業界、
ビジネスであれば「常識中の常識」なのですが、
「日当感覚」「なあなあ感覚」が根強い業界だからこそ、
この普通のコトをするだけで、強力な差別化、ビジネスチャンスになります。
本日もご覧いただきありがとうございました。
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