スタッフブログ
- ニュース
- 投稿日:2013/10/12
リフォーム業界ウラ話し
・根強く残るナゾの日当保障、という制度
では、前回の続きになりますが・・
さらに恐ろしい「制度」が存在します。
それが「日当保障」という、制度です。
現場に行ったはいいものの、何らかの理由があって、
作業ができない場合があるとします。
そんな風に、作業に着手できなかった場合に
「日当保障」が適用されるのです。
もともとはアメ、風、雷など、天候などに左右されやすかった
建設現場の特徴から生まれたと予想される
この制度なのですが、実は天候とは関係のない
「人為的なミス」
「十分リカバリーできる状況」
でも、堂々と採用されているのです。
例えば…塗装の仕事で現場に入った職人さんの例でお話しします。
朝、内装に仕上げのペンキを塗る為、職人さんがやってきました。
でも、現場に着いてみると、昨日までに終了しているはずだった
下地のボード貼りが貼り終わってない状況で、
作業に取りかかることができません。職人さんは親方に連絡を入れます。
「親方、ボードがまだでしたよ。今日、作業ムリなようです、帰りますからね」
「おう、了解だよ、ご苦労さん!!」
朝イチの段階で、作業がムリだとわかったとしても、
それでも「日当保障」の対象となってしまうのですが
この日当保障の真の恐ろしさは・・
「内容を変更して、お客様に請求される」ことなのです。
請求書に「○月○日分、日当保障 塗装作業2名分」
なんて正直に記載されることは…ありえません。
恐らく「諸経費」「追加工事」等として上乗せされて、
きっちりとお客様負担として請求されることになります。
日当2万円の塗装職人が2人で現場に行き、
作業できない状況であれば、4万円の「日当保障」が生じ、
そのツケをお客様に押しつける…。
そうです、結局はお客様が支払うことになるのです。
※当然、そんなアコギな事をしない業者もいますよ!
しかし、元請けは絶対損をしないような仕組みが
見えないところで出来上がっているのです。
なぜ? どうして?
対処法を含め、このような業者を見破るコツは
後日お伝えしますね。
では、本日もご覧いただき有難うございました。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
大阪(市内、東部)阪神間、北摂、
豊中でリフォームするなら!
株式会社リライト
大阪府豊中市庄内西町4-24-16 -1F
℡:06-6333-2224/Fax:06-6333-2225
E-mail:relite1003@gmail.com
担当:新 免 裕 行
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- ニュース
- 投稿日:2013/10/06
リフォーム業界の真実!
●根強い「日当」感覚が変わる時
「ゼネコンが入っているから…この工事は大丈夫だろう」
そういった世間の見方が崩れ、建設業界の「常識・感覚」も
大きく変化せざるをえなくなりました。
数ある建設業界の「常識」のうち、最も影響力があり、
そして今も根強く残っているのが…いわゆる「日当」という感覚です。
日当とは、読んで字のごとく、
職人として「1日働いたら」いくらという割当金のことです。
どの専門かによって、金額の多少はありますが
クロス貼りだと、日当1.5万から◎万円くらい。
清掃業(ハウスクリーニング)で1.2万円~◎万円くらい。
ペンキや下地塗りなどの塗装業であれば1.5万円から○万円。
大工や電気、ガス工事になると2万円前後、といった具合です。
「なんだ、それぐらいの金額なら…手に職を持つ職人として、
当たり前の金額だろう。たいした問題ではないんじゃないか?」
と思われるかもしれません。
実は…「建設業界の日当感覚」が問題なのは、
以下のような理由なのです。
=====================================
・1時間でも働いたら、必ず1日ぶんの日当を貰う。
・10分、20分で終わるような工事でも、
「半日分」の日当を要求して、はばかることがない
=====================================
これが職人の世界、ひいては建設業界の常識というものなのです。
いかがでしょうか?普通の仕事の世界、ビジネスの常識と照らし合わせてみて…
読んでくださっているアナタも驚かれたのではないでしょうか?
半日分の日当、半日日当という「概念」が生まれたのですら、2000年、
ミレニアム前後のことですから、戦後まもなくから50年以上、
建設業界には「1日10分、20分でも働けば(現場にいれば、
と言い換えてもいいかもしれません)
1日分の日当を貰えるもの」という常識が染み渡っていた、
と言えるのです。
先の項目でもお伝えしたような、建設業界全体の不況により、
ようやくこの「日当感覚」にも、メスが入るようになりました…
が、そうはいっても半世紀以上続いてきたこの常識、
なかなか根強いものがあり、一掃までには至っていないようです。
今の時代のような中、職人達が日当を追い求めすぎると…
現場の工事は、リフォームの値段は、一体どうなるのでしょうか?
例えば、壁紙貼りのケースを考えてみましょう。
壁材であれば㎡単位で、お客さまにとっての利益を考えれば、
どれだけの広さ、面積を貼り替えたのか、「作業単位」で計算、
見積もりをするのが順当と言えるのですが…
リフォーム業界での、この根強い日当感覚が出てきた場合は…
とにかくどんな「少量」の作業であっても、
職人さんがたとえ10分でも現場で作業をすれば、
1日日当、もしくは半日日当、という計算になってしまうのです。
つづく・・
本日も最後までご覧いただき有難うございます。
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