「先生、セルライトのこと教えてくださ～い」

　という、スタッフのにのちゃんのリクエストに応えて、

　今日から、セルライトのお話です。

　セルライトは、Cellule（細胞）+ ite（鉱物）」の合成語として

　フランスで生まれたと言われています。

　１９７３年、ニューヨークのエステティックサロンの経営者である

　ニコール・ロンサードという人が、セルライトについて本を書き、

　ベルトセラーになったことから、一般に知られるようになりました。

　日本でもマスメディア、特にテレビの健康番組を通して、

　２０００年代以降、一般に広まりました。

　セルライトとの定義は、一般に

　「脂肪組織に老廃物や水分が溜まったもの」と言われていますが、

　他に、「脂肪細胞同士が付着してできる脂肪のかたまり」

　「リンパ液の固まったもの」、「成分のほとんどがコラーゲン」など

　複数の説があり、十分に解明されていないのが現状です。　

　セルライトが原因とされる肌の凹凸は、

　医学的には、健康な組織であるという見解が支配的で、

　女性に多く見られるのは、女性の方が皮下脂肪が多いためで、

　それは、病気でも、異常でもないということです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく