スタッフブログ

前回まで、私のリフォーム業開業の想い出を

4回にわたりご覧頂きました。

そこで今回、実際独立や開業をされる方

あるいは目指して準備中の方、そんな方々に

・ポイントとなる「マインドセット(考え方)」

を、中心にお話します。

 

開業にあたり、まず一番大切な考え方が

「人の下で働かない、と決意する」

ことです。

なんだ、そんなことか…と思わないで下さい。

実はこれ、実際に起業した人でも「ココロのそこから」

決意できているのかというと…難しいんですね。

しかし、難しい、難易度が高い、だからこそ、この決意がしっかりと

「頭の中、体の中まで染み渡って理解でき、実践できていれ」ば、

他のことは多少、途中になっていても、きちんと自分の事業を

まわして行く事ができるんですよ。

 

では、いきましょう。

起業したからには、仕事にまつわる全てを自分で

決めなくてはなりません。サラリーマンだったときは

「指示がかかる」ところまで、ビジネスに関わるひとつひとつを

自分の頭で考え、決断していくのは、実は結構大変です。

わたしも、開業当初は「給与所得者」の感覚からどうしても

抜けきれず、苦労した経験があります。

会社にいるだけで「給与」が発生してしまうサラリーマンと違って、

起業後は自分で考え、動いていかなければ仕事もお金も発生しません。

「雨が降ったから、現場に行きたくない」

「お客様から無理難題を突きつけられた。やりたくない・・」

「今日は体調がよくない」

そんなさぼりココロ、怠慢な気持ちは、ナニモノも生み出す事はありません。

 

・どんな状況になっても自分でなんとかする

・人の下で働いているのではないのだ

 

そう決意して、サラリーマン的な感覚をきれいさっぱりと

捨て去れば、どんな状況に追い込まれていたとしても、

必ず無限にアイデアがわいて出てくるのです。

例えば…雨が降って現場仕事が出来なくなった時でも

「この現場近辺には、まだチラシを撒いていなかったな。

せっかくだからご近所をポスティングして回ろう」

「この空いた時間で、来週の現場の下準備をしておこう」

必ず、次にやらなければいけないこと、そういう時だからこそ、

できることが、どんどん湧き出てくるのです。

 

さあ、あなたも…

・上司に、社長に、もう誰かに使われる人生はやめる

・人の下で働く人生とは、おさらばするんだ

そう決意してみませんか?

そう決めた瞬間から、独立、開業に向けたアイデアが、

オモシロいほどわいてきますよ!

本日も最後まで読んで頂きまして有難うございます。

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さて、前回のブログの続きですが・・

全てを失い、サラ金にも手を出し、保険業の知り合いや

今までお世話になった不動産屋の社長にも見放せれ・・・

その当時は何を、いつまでに、誰と、どのようにしたら良いのか?

全く分からず、しばらく思考停止の状態でした。

 

しかし、そんな悠長な時間もなく、知り合いからバイト代の

催促や、倒産した大手不動産屋以外のお仕事の納期も

迫っていたので、訳も分からずにとにかく働いていました。

 

すると、体を動かしているうちに・・ふとある事に気付きました。

 

無い袖は振れない!時間を戻すことなんて不可能だ!

 

だから悩んでいる時間が勿体ない!

そんなことを自分に言い聞かせることによって、

不思議と最悪の状態から復活出来るのではないか?

と、ふつふつと身勝手な自信がみなぎってきました。

 

その結果、自信がみなぎると、今の自分だから出来ること。

そして今の自分がしたいこと。

それを想像するだけで楽しくなり、結果的にしたいことが

出来ることになってしまったのです。

まさにゾンビの如く、地の底から這い上がっているような感覚でした。

当時ご迷惑をお掛けした方へ・・すみません(汗)

 

では・・

具体的に何をしたのか・・・

その当時の目標

①月額40万~50万の仕事(リフォーム業として)をコンスタントに

頂けるお客様の数を半年以内に10社(件)契約する

②ご近所の仕事(便利屋業として)で月額100万を売り上げる

そして、合計月商500万円を達成する!

この2つの目標を掲げ、出会う人全てに熱く語りました。

自信があるので心に余裕も生まれ、いとも簡単に

達成してしまったのです。

 

どのように達成したか・・・

①当時武器としていたクロスクリーニングの小冊子を

作成し、無料デモを行い不動産会社との契約を増やす。

どうしても汚れの落ちない箇所は、当時どこの職人もしていなかった

クロスの部分貼替えをして、クリーニングと貼替えが同時に出来る職人

として重宝され、気が付けば原状回復工事全てを任せられる

ようになりました。

②ご近所には「家電ゴミ1,000円買取り処分サービス」

古くなった冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコン等を

1,000円で買取り、更にご自宅の無料建物診断サービスを実施。

後日診断書と問題個所を直すための見積を添付して、

必要な時にはどうぞ。と、無理な営業はせずに・・

結果、3割の確率で仕事が受注出来ました。

因みに自分自身に宣言して3ヶ月目に月商800万、粗利益で8割に

なりましたが(笑)

 

そして、保険業の知り合いに金利を付けてバイト代を

お返しして、半年目にはサラ金も全額返済しました!

しかし、仕事の量が増えれば増えるほど、

時間が無くなるのです・・

 

バイト代を待ってもらったという経緯もあったので

少し躊躇しましたが、学生時代の先輩に

「私の仕事を手伝って欲しい・・」と、相談しました。

今までの経緯を、余すところなく話すと、喜んで

手伝ってくれることになったのです。

すると、売上も気付けば、月商1,500万円で粗利益7割、

先輩の給料100万支払っても、手元に毎月700万以上

コンスタントに会社に残るようになりました。

そして、1年目が経過した頃にはさらに2人の

作業員を雇い、ついに念願である会社組織にしたのです。

どん底からの・・・

あっという間の1年とちょっとでした。

以上4回にわたりましたが「想い出。リフォーム業開業編」完結します。

 

本日も最後まで読んで頂きまして有難うございます。

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30歳の時、仕事で失敗して居酒屋で

「もうオレ・・死ぬわぁ!」

「どうやったラクして死ねるねん・・」などと・・

くだを巻いていると、となりの席の

見知らぬおっさんから言われた言葉。

「兄ちゃん・・結果がどうあれ、全力で生きろ!

死ぬなんて簡単言うな!まだまだヤングやろ!」

今でもその声が耳の奥に残っています。 ヤング・・

さて、前回のブログの続きですが、保険業か?

リフォーム業か?または2足のわらじか??

いよいよ決断をすべき時がやってきました。

当時の労働時間は、早朝から深夜までほぼ毎日フル稼働

だったので、ゆっくりと考えるヒマなんてありません。

その当時の私の望みは、睡眠時間を6時間確保したい!

それが最優先だったと思います。また事務処理、

計算、日誌など、机上でする仕事が苦痛でした・・・

今もそうですが(汗)

 

そして下した決断は、保険業を辞める!

そう決めたのです。

辞める時は、後ろ髪をひかれるような思いで辛かったですが

保険業の担当者に真剣に気持ちをぶつけると

しぶしぶご納得頂きました。

そして、不動産屋の社長にリフォーム業に専念することを

報告すると自社の仕事だけではなく、他の不動産屋さんも

ご紹介頂きました。

また、リフォーム業(特に賃貸リフォーム)の

作業で他にはない強みを持った方がいいのでは?

とのアドバイスも頂きました。

必死になって様々な工法を学習した結果、その当時

メジャーではなかったクロスクリーニング、いわゆるビニール

クロスを特殊洗剤で洗い、元の状態に戻すという工法を

雑誌で見付けました。

技術習得の料金は、目が飛び出るぐらい高かったです。

2泊3日の座学及び実地研修で軽く100万円を超えて

ましたからねぇ(汗)

まぁ今でもクロスクリーニングのフランチャイズや

代理店なんかは平気でそれぐらい取ってますが・・・

しかし、技術を習得した私は不動産屋・賃貸物件オーナー等に

絞り込み「新工法の無料デモンストレーション」という

武器を片手に空き時間に営業活動をしました。

また、新規開拓した不動産屋の仕事、当時CMも出してる

有名な不動産屋。その会社と目出度く契約を結ぶことが

出来たのです。

 

「保険と違ってリフォームの仕事って簡単に取れるんだなぁ。」

仕事が増えると同時に1人では作業が追い付かないので

保険業だけで食べれない知り合いを、バイトに誘い

まさに順風満帆に独立開業への路をまっすぐに

突き進んでいました。 

 

当時の心残りは個人の持ち家や保険業の時の

お客さんのご自宅などには手が回らなかったこと

お世話になった不動産屋の社長の仕事も片手間に

なったこと、でしたね。

 

そんな矢先、最初の大波が私に襲いかかって

きたのです・・・

CMを出してる大手不動産会社の倒産です・・・

売掛金合計280万円です・・・

回収出来たのはわずか30万円です・・・

友人のバイト料も払えない状態でした・・・

(1)作業だけに集中して肝心の客先の経営状態なんて

全く気にして無かった事

(2)リスク分散を考えず1社の仕事を集中的に受注した事

(3)保険業の時にお世話になった個人の方々の仕事を

蔑ろにした事

(4)お世話になった不動産屋の社長に倒産した会社の

良からぬ情報を事前に聞いていて無視した事

(5)リフォーム業なんて簡単やん!有頂天になって

冷静な現実認識力が欠けていた事

 

一瞬にして全てを失いました・・・

 

さて、次のブログでは、ここから立ち直って会社組織に

するまでを語りたいと思います。

本日も最後まで読んで頂きまして有難うございます。

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10年一昔、懐かしくもあり、つい最近のようにも思える日々

振り返ると本当に早いですね。

昔に比べると、ビジネススタイルやマインドも大きく変化しました。

さて、そんな私の転機であったアラサ―時代の想い出の

続きですが・・・

 

リフォーム工事、その中でも内装仕上げの作業にほんの少し

興味と自信を持った私は、付帯する作業についても学習し

徐々に技術を身を付けていきました。

しかしながら研修社員の身であるため、保険契約を取るという

基本的スタンスは守らなければなりません。

けど学習すればするほど、保険業よりもこの仕事の方が面白いなぁ。

などと、ジレンマを感じながら数ヶ月を過ごしました。

 

そんな矢先、

会社から直扱い契約(担当者及び代理店が辞職・廃業してしまった保険契約)

を何件か任されるようになりました。

既に、火災保険の新規受注の成約が多くなったので

ご褒美として、異例ながら直扱いを任されてしまったのです。

大阪での火災保険新規契約ベスト10に入りました^^

 

またこの直扱いは、満期のお知らせを電話1本で

そのまま更新してもらえる、いわゆるオイシイ契約

なんです。

私の担当したお客様は、高齢の方がたまたま

多かったので、さすがに電話1本で郵送・振込依頼は

失礼なので、全てご自宅まで伺うようにしました。

すると、よく耳にした言葉が・・

「保険なんてどこで入っても同じだろう?」といったご不満や諦めでした。

お客様のこのような思い込みを取払い、違いを理解して頂くには

どうしたら良いか?自分に出来ることはなんだろうか?

お客様目線に立ったら、何をすれば喜ばれるのだろうか?

 

そう言えば、リフォームが出来るじゃないか。私は保険の

更新と同時に、お客様のご自宅のリフォームを無料で

することにしました。

まぁリフォームといっても、小さな修繕系がメインでしたが。

クロスの貼替え、キッチン・お風呂の水漏れ補修、網戸の貼替え

キッチン扉に特殊シートを貼ってリニューアル等々

変わったことでいえば、蜂の巣の駆除なんてことも

しましたが(汗)

※ちなみに当時は、私のリフォームでお金が貰えるなんて

1ミリも思っていなかったので・・

その結果、お客様にはとても感謝され、別の保険のご紹介や

中には断ったのですが、ご祝儀も頂きました。

これも全てクレームで、私にリフォームの技を鍛えてくれた

不動産屋の社長のお陰だと、この時初めて感じましたね。

しかし、さすがにこのまま保険業、そして作業を両立するのは

時間的、体力的にも限界のところまできていました。

実はこの時、不動産屋の空室修繕の仕事は真夜中に

作業していたのです。当然こちらは完全無料ですよ!

そんな私を不便に思ったのかどうか知りませんが、社長から

「お前・・保険屋やめて、この仕事1本にしてみたらどうや?」

「お前ならこの仕事で喰っていけるで。」

 

保険屋の私が、リフォーム業?そして食べていける??

社長がモジモジしながら、今まで私がしてきた作業内容の

相場の金額を告げると、その時の月収をはるかに上回っていたので

あの金額を聞いた時は、正直びっくりしましたねぇ。

 

ちなみに、直扱いのお客様に対してサービスで施してきた

作業内容と併せると、その当時で工賃だけで月150万円ぐらいに

なることが分かったのです。

私は契約社員として、あと8カ月で卒業でした。

保険業?それともリフォーム業?ゆっくり悩むにも

作業に追われ、即決断とはいかなかったのです。

 

さて、次回のブログでは結局リフォーム業を選んだ私が

どのように本業にしたのか?を語りたいと思います。

本日も最後まで読んで頂きまして有難うございます。

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私は今アラフォーですが、この仕事を始めたのは

約10年前です。

そんなアラサ―時代を振り返ってみようと思います。

 

この仕事を始めたきっかけ・・・

この仕事の前は損害保険の特別研修社員をしていました。

36ヶ月の契約社員で3ヶ月ごとに基本給が減り、成果給が

増えて行くというシステムです。卒業と同時に代理店として

開業するのが目標でした。

 

厳しい給料システムですので、ほとんどの契約社員が半年

程度で辞めてしまいます。

 

その時の保険会社の担当者に火災保険に絞り込んで

新規契約を獲得しようと勧められ、具体的な戦略は

どのようにするか?と、連日のように打合せをしました。

 

結局あーでもないこーでもないと、戦略が定まらず

タウンページに載っている不動産屋に片っ端から

飛び込み営業をすることにしました(汗)

 

当時は保険の代理店になっている不動産屋はさほど

多くはなかったので、そこそこの景品を持参して飛び込むと

20件中1件は話しを聞いてもらえました。

 

そこで運良く何件かの不動産屋に火災保険を頂く

ことになりました。

その時、百戦錬磨の大阪の豊中市の不動産屋の社長に

当然のように手数料のバックを求められました。

 

違法と知りつつ業界の慣習だから仕方ないのか・・

と、しぶしぶ手数料を渡しましが、研修社員である私の

成果給部分から渡してましたので、ほぼ成果給が

残らないという結果になりました。

(何やってるんや・・めっちゃ惨めやん・・)

 

損して得を取ると自分に言い聞かせましたが、

契約の紹介を頂くごとに手数料を渡すので

正直きつかったです(汗)

 

そんな最中、豊中市の社長(不動産屋)から賃貸住宅の空室を

掃除してきて欲しいと頼まれました。手数料の金額を

負けてやるし、火災保険の契約の量も増やすから!と言われので、

仕方なく了承しました。

 

いままで、掃除なんてほとんどしないズボラな性分で、

ましてや空室の清掃なんてした事などありません。

ホームセンターに行き小冊子を見て、洗剤やブラシや

雑巾などを買い、見よう見まねで1ルームの部屋(約20㎡)を

10時間かけてピカピカにしました。

 

どやっ!という勢いで社長と同行してその部屋を

確認してもらうと・・・ここの汚れが取れていない、

拭きムラが多い、チリやほこりが落ちているe.t.c…

クレームのオンパレードでした(涙) 

私は当然ほめてもらえると期待していたのですが・・・

ここまで駄目出しされるなんて、本当にショックでした。

 

しかし、引きつった顔でもう一度頑張るので、手直しを

させて欲しいと頼みました。

まぁ保険契約がかかってますので(汗)

 

結局OKが出たのは3回手直しをしてからでしたが・・・

 

そして、空室の清掃を続けて保険契約をもらうという

流れが出来ました。そんな矢先に社長から今度は、

クロスの貼替えもやって欲しいと頼まれるようになりました。

えー加減にせい!と呆れましたが、材料代は

持ってくれるとの事で断る勇気もなく、いやいや

ホームセンターへ行き、アドバイスを乞いながら

こちらに関しても見よう見まねで何とか仕上げました。

 

因みに1Rの壁面にクロス約30m貼替えるのに

累計30時間も掛かりましたが・・・

 

自分で言うのも何ですが、そこそこキレイに仕上がったので

今度こそほめてもらえると期待しましたが、そう甘くはなく

当然のようにクレームを言われました。

しかし、この時のクレームは妙に納得がいき、

職人としてのプライドから手直ししたいと素直に感じました。

(※保険屋ですよ!)

 

そうこうしているうちに、賃貸住宅のリフォームに関しては

自信が付き、保険業よりも面白いなぁーと、おぼろげながら

思うようになりました。

さて、次回は保険業からの転身について、語りたいと思います。

本日も最後まで読んでいだきまして有難うございます。

 

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早速ですが、前回ブログで予告しました通り

異業種からのリフォーム業への新規参入が

なぜ、おススメなのか?具体例をご覧ください。

例えば…

A様(54歳、会社員、大阪在住)宅、

亡くなったお婆さんのお部屋だった和室6畳を洋室にして、

受験を控えたお子さん(中学3年男子)の勉強部屋にと計画中、という場合なら…

◎通常のリフォーム業者:

「ああ、これもよくあるやっつけ仕事だから、早くさっさと仕上げてしまおう!

どうせ和室→洋室の改装一式パックで◎◎円の仕事だよ」

というわけで、和室を単純に洋室へとリフォームする。

・床:畳を撤去すると、がたがたになった下地がでてきた。

「ああ、めんどくさいなあ…これ、一式パック料金で見積もりとっているから、

あんまり請求できないんだよな、いいやちょいちょいっと、

応急処置だけしておこう、どうせ上から仕上げ材張れば、見えない部分だし」

簡易的に処置した下地の上に、どんどんフローリング材、もしくはクッションフロア

を敷いていってしまう。

・壁:聚落の塗り壁を剥ぎ落とし、ベニヤ製のコンパネ(壁の下地材)を貼付ける。

既存の洋風ビニールクロスを仕上げ材に使用する。

・柱、梁の部分:白木の部分をそのまま洋風塗装する。

 

では、もしこれが…もし業界経験のない、

◎異業種からの新規参入業者の場合:

「なるほど…中学生の息子さんかあ、おばあちゃんのお部屋だった和室、

せっかくリフォームするのに、中3の子にとって魅力がない部屋になるのは

かわいそうだ、こうすればどうだろう…」

・床:「畳を撤去してみたら、けっこう下地にガタがきているなあ。

これ、上からフローリングにしちゃうと、ほとんどわからない部分

なんだけど。でも、施主さんの息子さん、バスケやってるって言ってたなあ。

それなら部屋でシュートの練習して、ドシドシ、ジャンプしたりするかもしれない。

それなのに床の下地が悪くては、どんなことになるとも限らないし…

そうだ、手間はかかるけど、施主さんに説明して、しっかり下地を補修させていただこう。

・壁・柱:柱の白木の部分、せっかく洋風にするのだから、

カッティングシートを貼付けて、ここを部屋のフォーカルポイントにしてみたらどうだろう?

壁はコンパネ下地にした後、傷に強いクロスを提案してみよう。

・ふすま・押し入れ押し入れの襖(ふすま)を、ただ通常のよくある

木製建具に変更するのではなくて…半透明のアクリル板が入った

建具にしてみるのはどうだろう?

アクリル板なら、光が適度に入って「単なる建具、目隠し」よりも新鮮に見えるだろう。

いっそのこと、隣のLDKとの間仕切りも半透明の扉にしてみたら…

今のままだと日当りの悪い部屋だけど、間接的にリビングからの

光が入って明るい雰囲気になるだろう!

(できればイラストなどを入れてわかりやすく)

 

こうした斬新な発想は「リフォーム業界の常識」に染まっていないからこそ、

でてくるアイデア、発想なのです。

またこのような提案は、リフォーム業界の常識に凝り固まっている、

職人さんサイドとはもろにぶつかる確率が高いんです。

しかし・・

「職人さんにボロカス言われる=お客様には喜ばれる」

ですから、臆せず、どんどん思う事をやっていただきたいですね。

とにかく…古い業界の常識(悪)を、普通の常識(良)に戻す。

それだけで、強みになるのだ、ということを忘れずにいてください!

本日もご覧いただきありがとうございました。

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根強い日当感覚や、一式見積もりについて、申し上げてきました。

ココでは、リフォーム業出身でない、異業種からの新規参入が

何故最強なのか、そのワケをお伝えしていきますね。

とにかく、異業種からの新規参入組は「いままでの通常のビジネス感覚」

で、仕事にあたります。

 

・お客様感覚、お客様目線という「マトモな常識」を持っている

・業界の悪しき常識を知らず、まっさらな状態で飛び込んでくる

業界の「既存悪」に染まらず、どんどん新しい仕事をすることが出来るのです。

だから・・

「他社との違いを打ち出さなければ」

「生き残るには…やはり我が社ならではの強みをアピールしないと」

という「通常のビジネスの悩み」が、ここには必要ありません。

 

リフォーム業界の常識を、普通の世間の常識に変更する、それだけで

「強烈な違い、強み」になってしまうのです!

例えば、リフォーム業界では「常識」になっている「一式」見積もりにしても

「あれ?フツー、材料と、工賃と、別々にあげるものなんじゃないの?」

という具合で、見積もりを出しますから

その見積もりをみたお客様からすると

「この業者は良心的だなあ」ということになり

それだけで、受注が獲得できたりするのです。

業界でいう「当然の感覚」「古いしきたり」を「あたりまえ」に戻すだけです。

これほど簡単なことで、結果が出る方法もありません。

 

古い業界の常識(悪)を普通の常識(良)に戻す。

それだけで、強みになってしまう。

では後日、具体的な例で説明しますね。

本日もご覧いただきありがとうございました。

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では、この前の続きですが・・

ここでも、壁紙を例にとってお話します。

壁紙の基本寸法は、幅90㌢です。その90㌢幅が、

何メートル必要になるのか、きちんとした業者であれば、

床から天井まで、きっちりと計ります。

扉、ドアの上部分であれば70㌢くらい、出っ張っている梁や

柱の部分も、寸法を出します。

それを、目分量や図面から拾うことでごまかして、

多い目に見積もられてしまえば、結局お客さまに

「必要のない壁紙」を押し付けてしまう、高い料金を

お支払いいただくことになってしまいます。

 

見積もりの際は、必ず寸法をきっちりと計らなければなりません。

もし、お客様のほうから「いまは時間がないので、図面か、目分量

(こう指示なさるお客様がそれほど多いとは思えませんが…)でお願いします」

と言われる場合は

「図面などで見積もった場合は、分量が多い目になり、見積もり金額も

増える可能性がありますが、それでもよろしいでしょうか?」

と、お客様に提示するのが常識でしょう。

(けど、この常識を実践できていない業者がどれほど多いことか…)

実際、見積もりで施主さんからGOが出て、職人さんが現場に入り

「ほんとうに正確に」寸法を計ったら、かなり「見積書」の分量よりもかなり数量が多く

「おお、ラッキー!儲けた!!」

職人達がココロの中で、やった、と叫ぶ現場がどれほど多いことか…。

嘆かわしいことです。

お客様として、発注される側の立場としての注意点、コツをここでもまとめておきましょう。

=================================

・見積もり段階でも「ちゃんとした数量」を出してくださいね

・材料の残りがどれだけ発生したか、ちゃんとチェックしますよ

=====================================

上記の2点を、職人さんや、工務店さんに伝えておきましょう。

もし「見積もりの段階では多めに見積もらざるを得ない、必ずロスは出ます」

と職人さんに言われるような場合

「材料と、工賃とは、分けて見積もりをお願いします」

「材料、工賃一式、という見積もりはやめてくださいね」

これを伝えるだけで全然ちがいます。

そして、材料の残り分が出た場合は、金額を差し引いてもらうか、

例えば小さなお子さんがいらっしゃる場合などは、

お子さんが大きくなった時に補修する用として、お客様が持っておかれる、

というのも一つの方法です。

・6畳和室→洋室 工事一式 ◎◎万円

・ダイニングキッチン入れ替え工事一式 ◎◎万円

まだこうした見積もりに「うん」と言っているお客様、言わせている業者が存在する。

業者だけでなく、お客様側にも根強く残る「見積もり一式」感覚。

ここをキチンと是正しなければいけないのです。

こうしたこと(材料と工賃の別見積もり)は、他の業界、

ビジネスであれば「常識中の常識」なのですが、

「日当感覚」「なあなあ感覚」が根強い業界だからこそ、

この普通のコトをするだけで、強力な差別化、ビジネスチャンスになります。

本日もご覧いただきありがとうございました。

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メジャーを持たずに見積もりに来る業者がいます・・

これも非常によくあるパターンです。

見積もりにやって来たというのに、ひたすらトークばかり。

いっこうに部屋の寸法を計ろうとしない業者が存在するのです。

実は…寸法を計るのは結構大変なのです。

壁クロスであっても、床材であっても、荷物をのけていただいたり

しないといけないので、時間と手間がかかるのです…

が、その「自分たちの時間と手間」を省こうとして、

お客様にこうささやく業者もいるのです。

「荷物をお客様にイチイチどけていただくのもお手間ですからね…、

図面を見せていただければ十分ですよ」

確かに図面があれば、おおよその寸法を知ることはできますが、

それでも「実測、実寸」の正確さには遠く及びません。

 

さらに酷いケースでは「目分量」

という業者まで存在(しかも結構多いのです)します。

いまでは、メジャーではなく赤外線でピッと測定できる

便利な機器もあるのですが、基本的に

「きちんと測定してくれる業者」は少ないと言ってよいでしょう。

「いや、図面から拾ったほうが絶対正確ですから、

お客様のお手間もとらせませんし(だから図面を出してくださいね~)」

そう押し切る業者は「お客様を自分の都合で洗脳している」のです。

誠実で、仕事にきちんと取り組んでいる業者であれば、

必ず、縦、横、それぞれ細かい寸法まで、あとあとの発注に

繋がったことを考え「職人の立場に徹して」計ります。

では続きは後日、具体例や非常識な業者への対処法を

お教えしますね。

本日もご覧いただきありがとうございました。

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●決して明かさない「リフォーム業の不都合な真実」

さて、前の項目では「一日日当」「半日日当」「日当保障」という、

恐るべき「建設・リフォーム業界の旧態依然の常識」

についてお話ししました。

当然ながら「建設・リフォーム業界の常識」では、

これだけで終わりません。

次に、特に「業者」が決して明かしたがらない、

不都合な真実について、お伝えします。

日当保障という「お客様に明かせない手当」を捻出するため、

諸経費や追加工事の名目で、ユーザーに請求が

なされるということでしたが…

では、実際にどのような諸経費が「でっち上げ」

られてしまうのでしょうか?

まず、非常によくあるケースをご紹介します。

わかりやすいので、ここでは、壁紙の貼替えを例にとって

お話しします。

まずは、リフォーム業者と職人さんの間で

日当保障の追加分の金額について

「打ち合わせ、擦り合わせ」をしておきます。

そして、お客様には・・

「新しい壁紙を貼るにあたって、現在貼られている壁紙を

めくり、下地の確認をしたところ、瑕疵が、傷が、カビが、

とにかく下地補修が必要な箇所が見つかりました!」

という「パフォーマンス」を報告するのです。

仮にお客様が「えっ?これが傷なの?このカビって拭いたら

大丈夫じゃないの?瑕疵ってどこ??」

そうなんです。

自分たちの勝手な「常識」をいわばお客様に

強引に押し付けているのです。

このパフォーマンスは「常識」だけでなく「業者のミス」にも、

堂々と適用されます。

例えば…

リフォームの最終的な形態(見える部分)で、お客様から

「あれ?この壁紙、見本帳を見て発注したときより…

かなり色が濃く感じるんだけどなあ?」

このように、言われるとします。

実は…このケース、お客様が発注した「壁紙の品番」を、

職人が書き取りした際に間違えて品番が違うものを発注して

しまっているのです。

しかしそんな場合でも・・

業者は堂々と、お客様に説明をします。

「見本帳と現物では、色の出方がちょっと違うんですよ、

違って見えて当たり前なんです」

「そうですか、そういうものなんですね」

業者や職人さんが、そう説明されると、施主としては

頷かざるをえないのです。

壁紙であったり床材であったり、こうした内装仕上げ材には

それぞれに品番があり、梱包のハコや、材料の裏側

小さく記載されています。

しかしながら、事前にハコなどを処分してし、

そのまま間違えた材料を「使用」してしまえば…

何の証拠も残らないのです。

床材(フローリングなど)で、薄いライトブラウンと、

それより少し濃いライトブラウン程度の違いであれば

「あ、これ、品番間違えてる!」

仮に業者が貼付け作業の段階で気づいたとしても

「現物と見本帳は違います」

押し切ってしまうケースがほとんどです。

 

皆様!少しでも違和感を感じたら、

納得するまで業者と話し合いましょう。

そして、何度も申しますが、このような酷い業者

ばかりじゃないですから・・

本日も最後までご覧いただきまして有難うございます。

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